こんにちは!
ようやく春らしくなってきましたね。
3月9日に沢山池の里山自然体験が行われました。
自然体験はいくつかのグループに分かれていて、
当NPO法人の担当は冬鳥とカエルの産卵をテーマに行いました。
まずは沢山池周辺を案内しながら、ヤマアカガエルというカエルの卵の観察へ。
このカエルは天敵の少ない寒い時期に卵を産みます。
この時はあと一週間ほどで卵からでてくる様子でした。
カエルなどの卵は、あの大量の卵が小さなおなかのどこにあるのかと言えば、
おなかから出ると寒天のように膜が水を吸い、あのぶよぶよの状態になります。
それを説明すると参加者の方々「お~なるほど」と感心の声。
卵について一つ知ることが出来たみたいですね!
そのあとは近くの川で生き物探し。
小さな魚や昆虫など、
この時期にみる生き物たちを皆さんのぞき込んで観察していました。
そしてこの周辺のウグイスについて、声を観察。
いくつかの縄張りがあり、みんな鳴き声が微妙に違います。
ウグイスはどれがちゃんとした鳴き声とかではなく、それぞれの個性なのです。
皆さん聞き分けられたでしょうか?
そんな観察をしつつ最近出来た山道を皆さんと歩いてもとの道へ戻ります。
冬鳥の観察へ。
これが今回は大勢の人にびっくりしたのか、なかなか現れてくれませんでした。
そんな中近くに生えていたノビルという食べられる野草に子供さんも含めて皆さん挑戦。
場所によってほんのり甘いノビルがあったり、苦いものもあったり。
美味しいという声があり、それぞれの味を体験していました。
そうして自然体験の時間が終わる頃を迎えました。
皆さん楽しんで里山を体験していただけたようで嬉しいです♪
昔は田んぼが谷一面にあった、この沢山池のことについて知っていただけたこと、
田んぼが減ってそこで暮らしていた生き物たちも減ってしまったこと。
それら田んぼのことを少しでも考えてもらえる機会になっていたならなお幸いです。