NPO法人三浦半島生物多様性保全

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たんぼとヘイケボタル

昨日はキチジ谷戸で子供たちと田植えをしました。
今年はとっても丁寧に植えてくれて、きれいな田んぼになりました。
秋に収穫が楽しみですね。
そのためには、コナギを抜いたり、倒れないようにひからびないように、水管理をしっかりしないといけません。
キチジの活動は、巷でやられているように「田植え」と「稲刈り」のイベントだけでお米ができると思われるような活動にしないように、毎月みんなで田起こしをしたり草を取ったり、ときにはゴミを片付けたりと、お百姓さんのしごとに少し近づけたスタイルの活動をしています。

そのご褒美か、自然も徐々に保全されてきました。
最初はほんの猫の額ほどだった田んぼも、4年もやっているとほぼ全面が復田でき、最初は10匹くらいしか鳴いていなかったアマガエルも今では耳をふさいでもうるさいくらい鳴いています。
ヘイケボタルも、ちょっとした暗がりがあれば50頭くらいピカピカするようになりました。
慣れない田植えで疲れたのも吹き飛んだのではないでしょうか。

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それでも、数百年、いや千数百年のあいだ休まず続けられてきた谷戸田と比べればとても失われたものは多いはずです。
飛べる昆虫や鳥、地中に休眠していられる植物なら、環境がよくなればまた姿を現してくれます。
でもそういう力のないイモリもイシガメもトウキョウダルマガエルも、キチジの谷戸では逆立ちをしてももう戻ってくることはありません。


もしその長い歴史をもった谷戸田を、いま、休耕しようとしている農家さんがここにいたら、僕らは何よりも優先して保全すべき環境として、貢献したいと願っています。(てんぱく)
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by mdcn-miura | 2013-06-23 22:39 | 谷戸田こしらへ